女性社会起業家
山口絵理子さん

〜裸でも生きるの著者〜
■山口絵理子さんという人
【裏切り・絶望・脱力感】
無限の可能性を託したジュートとともに山口さんの活動は始まったわけですが、今日に至るまでの苦労は並大抵ではなかった。ジュートの生地を握り締め、最初にバッグの製造を委託する工場を探すのに治安の悪い地区を歩き回り、山口さんの話を単なる夢物語としか聞いてもらえない、学生の娘に何が出来る?と相手にもされない、犯罪にあったことも仲間に裏切られたこともあった。現実には幾たびもの裏切りや失望が彼女を待ち受けていたのです。
・2005年6月前金を持ち逃げされる
・2006年11月工場内でパスポート盗難
・2007年1月素材と工場を騙し取られる
ビジネス資金を持ち逃げ、パスポート盗難、詐欺、不条理な取引トラブル・・・。誰かを信頼するたび騙され裏切られる。何度も何度ももう帰ろうとくじけそうになったと山口さんは言います。
ドキュメント情熱大陸の密着取材で「そこまでされて何故この国に居続けたのか?」と言う問いに長い沈黙が続いた。それくらい山口さんの思いは深く、バングラデシュという国の事情の複雑さを物語っていた。
「やっぱり諦めたくなかったから・・・。できるまでやっぱりやるって決めたから。」長い沈黙の後、そう山口さんはこたえました。